冬の車中泊と“寝起きの伸び”
──始まりは一つのブログ記事からだった──
“タイヤに小石が挟まる”という記事を読んだのがきっかけだった。
小石そのものはどうでもよかったけど、最後に紹介されていたTPMS(タイヤ空気圧モニター)が妙に気になった。
というのも、私の車の使い方は業務用途で
サンバーTT1で
・姫路 ⇄ 栃木の高速
・栃木 ⇄ 大阪は中山道を一般道で長距離
プライベートカーでは
・冬は天川村・金剛山・草津温泉など山の方面へ家族で出かける
・公私共に車中泊・荷台泊も多い
この環境だと「空気圧や温度の“なんとなく違う”に気づける」というだけで運転の心構えが大きく変わる。
今回は、そんなTPMS導入前の検討記をまとめたものです。
【本論:比較したのは Weds MR LITE → Steelmate → MICTUNING】
結論から言うと、最終的に欲しいのは Weds MR LITE。
でも最初に導入するのは Steelmate TP-S12I にした。
ここに至るまでの経緯を簡単にまとめる。
本当はこれが欲しい。安心感。
・国産メーカー
・電波法クリア
・精度・耐久・安定性がトップクラスっぽい
・補修部品も入手しやすそう
・プロ整備士の採用率も高い?
・内蔵式で盗難・破損リスクがほぼゼロ
問題はただ一つ。
仕事用、プライベート用で2台への導入コスト10万弱。
いずれは夏タイヤにも入れたいからセンサー追加×2
いずれ導入したいけど、今すぐは現実的ではない。
【導入候補】Steelmate TP-S12I
Amazonで買える中で信用できそうかな?と。
Steelmateの魅力は、
・内蔵式で盗難・破損リスクがほぼゼロ
・氷点下のレビューが良い
・最新仕様(2023)で耐久性高め
・まずは冬用だけ2台に導入できる柔軟さ
・後から夏タイヤにセンサーだけ追加できる
そして何より
「完全把握」ではなく「なんとなく違う」を知れる装備
という点が、私の使い方にちょうど合っている。
【車中泊ユーザーとしての視点】
──“朝イチの寝起き具合”を知れる価値
私はまだTPMSを施工していない。
これは導入前の感覚を書いた“検討記”。
ただ車中泊をよくする身として
「見えるようになったら安心感が違うだろうな」
という気持ちはずっとあった。
車中泊の翌朝は、
エンジンオイル、ATF(CVT)、デフオイル、ミッションオイル、
ブレーキフルード、ギアのグリス、そしてタイヤのゴムと空気まで、
全部が一晩中冷え切って固くなっている。
人間で言えば「布団から出て伸びをする前の状態」。
だから私は、朝の最初の1〜2分を
“車全体にゆるく伸びをさせてあげる時間”
くらいの気持ちでゆっくり走ることが多い。
タイヤも油脂類も、走り始めてようやく馴染んでくるからだ。
【“なんとなく違う”を察知できるだけで運転の質が変わる】
TPMSに期待しているのは
“完全把握”ではなく“違和感の早期察知”。
例えば車中泊の翌朝、
普段ならタイヤ温度が2℃なのに今日は -5℃だったり。
それだけで
「今日は路面凍ってるかも」
「下りは普段より丁寧に行こう」
と自然に意識が切り替わる。
運転が慎重になる=安全度が上がる。
別に専門家じゃなくても、
数字が見えるだけでリスクの掴み方が変わると感じている。
【まとめ:TPMSは“体温計”くらいの軽い気持ちで導入したい】
・冬の山道
・サンバーの荷台泊
・エルグランドの車中泊
・姫路 → 栃木 → 大阪の長距離
・気温差の激しい地域
こういう環境ほど
“いつもと違う”を感じ取れるだけで運転の質が変わる。
TPMSは大げさな装備ではなく
「車の寝起きをちょっと覗ける体温計」みたいなもの。
そんな軽い気持ちで、
まずは Steelmate TP-S12I を選ぶことにした。
導入前ユーザーだからこそ書ける内容になります。笑
【次回予告】
次回は「立ち往生シリーズ1」として、
雪道の通行止め・長時間渋滞・停滞に備えた “バーナー構成” をまとめます。
冬の車中泊や早朝の冷え込みで「なんとなく違う」を察知できるのがTPMSなら、
長時間動けなくなった時に“確実に暖を取れる装備”は、また別の安心材料になります。
・雪道で立ち往生した時に本当に役に立つバーナーとは?
・CB缶/OD缶の安全な扱い
・緊急時の湯沸かし・即席鍋・体温維持
・最低限の構成と、積んで後悔しない装備選び
TPMSと並んで “冬の備えのもう一つの柱” になる内容です。
▶ 立ち往生シリーズ1
「雪道の通行止め・渋滞対策に必携のバーナー構成まとめ|失敗しない装備選び」


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