冬の立ち往生・緊急車中泊の最適バーナーはこの3つだった
🔥タフまるJr./ジェットボイル/SOTO 300S 徹底解説
いよいよ今年も冬シーズンが到来。
雪の状況を気にしながら走る日が増えてきました。
「今日は積もってるかな?」
「帰り道はどう動くべきか?」
配送仕事を終えてから、
夜のうちに距離を稼ぐか、車内で仮眠して朝まで待つか。
そんな判断を迫られることも多い季節です。
しかし、冬場はどうしても “自分の思い通りに動けない瞬間” がやってきます。
— そう、雪道の渋滞・通行止めによる突然の「立ち往生」。
エンジンがかかっている間は暖房が使えるものの、逃げ込んだ先の状況によっては長時間アイドリングが難しい場面もある。
さらに、ガソリン残量が心許ない場合は、立ち往生が解消しても走り出せなくなるリスクがあるため、むやみにアイドリングに頼るのは避けたいところ。
そう言った環境が考えれる中で温かい飲み物・軽食・スープ の存在は精神と体力に大きく影響します。
僕は毎年、車載用のバーナーを常に積むタイプです。
キャンプ用バーナーも仕事用ギアも豊富に揃えているけれど、
実際に “落ち着いて使えた” のは 3つだけ でした。
✅ 結論:立ち往生に最適な3本柱
この3つの役割がカチッとハマり、
冬の緊急車中泊に必要なすべてを補える唯一の構成になります。
この記事では、
この3つが “なぜ最適解なのか” を深掘りします。
❄️ 冬の緊急車中泊は「3本柱」で全部まかなえる
① イワタニ|タフまるJr.
車内調理・保温に特化した万能サブ
● なぜ冬車載でトップなのか?
- 本体の安定感!五徳に鍋を置いた時の安定感!
- ケース付きで常時車載しやすい
- 弱火~中火の扱いやすさが抜群(車内調理はこれが命)
- 鍋・袋麺・カップ麺・レトルトの温めに最適
- コンビニの冷凍鍋とも相性◎
- 火力過多ではない=車内で使ったときの安全性が高い
● 実戦での主な役割
- レトルト食品の湯煎
- 湯沸かし
- 食事の保温
- その他調理全般
👉 冬の立ち往生火器の中心はタフまるJr.で決まり。
② JETBOIL|ジェットボイル
最速で体を温める“湯沸かし専用兵器”
● 理由は超シンプル
- 氷点下でも驚くほど早く湯が沸く
- 燃費が圧倒的に良い
- 炎が暴れにくく、車内で扱いやすい
- 1杯の白湯・コーヒーが“精神安定剤”のような効果
● 緊急時のリアルな活躍シーン
- 白湯
- カップスープ
- コーヒー
- カップ麺
- 加湿
- 体温維持のための即応用の湯
※余談:
乳幼児がいる家庭では粉ミルク × ジェットボイルは戦略的価値が高いです。
災害時や緊急時でなくてもジェットボイルがあったら急遽コンビニでお弁当買って公園でお花見🌸とか!まぁ乳幼児がいたら急遽な行動はしないと思いますが、備えていたら安心感が爆増です!
👉 「とりあえずあったかい物が欲しい」が、最速で叶う存在ジェットボイル。
③ SOTO|SOD-300S
微調整の効く“細かい仕事の職人”
● タフまるJr.との差別化ポイント
- 一点集中の炎 コッヘルの蓋など小さめの調理器での使用感◎
- 小鍋の底をピンポイントで温められる
- 小さなシェラカップやフライパン端の加熱も得意
- 火力調整幅が広く、焦げにくい
- ウィンナー焼いてたらそれっぽいw
● この3本の中で唯一
**「繊細な加熱」**を安定してこなすバーナー。
タフまるJr.では過剰な場面を
300Sがすべてフォローしてくれる。
● ただし、300Sは“保険枠”
- ガスの選択にもよるが極寒の状態だとタフまるJr.では荷が重い
- 車内での安定性はタフまるJr.に劣る
- お湯はジェットボイルに完敗
- “使えない状況でのサブウェポン” として忍ばせておく装備
- ガスがOD缶だからジェットボイルの予備のガスにもなる
つまり お守り枠。
でも、これがあると安心感が段違いSOD-300S。
🔥【結論】
この3つを積んでおけば、冬の立ち往生にも怯えない。
役割が完全に分かれているから、
3つで“ほぼ全ての食事と飲み物”を確保できる。
そして実際は、
3つ同時稼働で“豪華な車内飯”を作れるポテンシャルすらある(笑)
🍜【車載食料】最低限積んでおけばOKなもの
● 絶対積むべきもの
- カップ麺×2(お湯入れるだけのタイプ2種類)
- カップスープ×2(お湯入れるだけのタイプでパン入り・パスタ入り推奨)
- 2L水 ×2本(調理用。余裕あればもっと)
- 500ml水 ×4本(飲料用)
- じゃがりこ / 堅あげポテト
- 三幸製菓 新潟仕込み・塩味(米菓・腹持ち◎)
● プラスαでかなり強くなる
- レトルトカレー
- 生みそタイプ味噌汁(ゆうげ 10食)
- コーヒー
- 割り箸・紙コップ
- スタッキング可能なコッヘル
- キッチンペーパー
👉 これだけで十分に “戦える” 車載食料セットが完成する。
🔧 なぜ「タフまるJr.」を車載の主役にしたのか?
● 理由は単純
アウトドアのメイン火器は US-1900 だから。
US-1900 は最高の性能だけれど、車内調理には向かない場面が多い。
てか無理!笑
- サイズが大きい
- 重量がある
- 火力が強すぎる
- 車内で安全に扱う構造ではない
だからこそ、車載セットには入れないのが合理的な判断。
この記事では触れる程度に留めている。
【まとめ】
冬の立ち往生で重要なのは、
- 暖房
- 温かい飲み物
- 軽食・スープ
この3つ。
そして何年も検証した結果、
タフまるJr. × ジェットボイル × SOTO 300S
こそが、冬の緊急車中泊における 最も安全・軽量・実用的な構成 だった。
※注意点※
CB缶(カセットボンベ)も OD缶(アウトドア缶)も、
危険物取扱法上の「危険物」には該当しません。
しかし、可燃性ガスを高圧で封入している点では同じで、
取り扱い次第では事故につながる可能性があります。
特に以下の点には十分注意してください。
- エアコンの吹き出し口付近やヒーター周りなど、高温になる場所に置かないこと。
- 冬でも日差しが強い日は缶が高温になりやすいため、直射日光は絶対に避ける。
- 車内に放置する際は なるべく日陰・足元・トランク下など温度上昇しにくい場所へ保管する。
- バーナー使用時は、缶と熱源を近づけすぎない(輻射熱で温度上昇の危険あり)。
- 期限切れやサビのある缶は絶対に使わない。
- 夏場は特に、閉め切った車内に長時間放置しない(車内温度60℃超えも珍しくない)。
- 使用後はノズルのガス漏れ音・臭いがないかを確認する。
缶そのものは危険物扱いではないものの、
**「扱い方を誤れば危険性は十分ある」**という認識で丁寧に扱うことが大切です。
【次回予告】

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