今回は実際に PickGo を副業として使ってみた体験談をまとめます。
黒ナンバーで副業をするなら一度は憧れる「スポット便」。私もその一人で、ギグワーク系アプリをいくつか登録した中から PickGo に挑戦しました。
✅ PickGoを始めたきっかけ
当時は流行病の影響で「何か新しい仕事を広げなきゃ」という思いもあり、Amazon Flex や Uber など複数アプリを同時に登録していました。その中で「単発で案件を取れる」「スポット便で高単価」という部分に惹かれて PickGo にチャレンジしました。
✅ PickGoのメリット
1. 宅配よりもシンプルな仕事が多い
PickGo では「荷物を引き取り、指定の場所に納品する」これで完結する案件が基本です。
- 積み地と納品先の2か所で終わる
- 案件によってはチャーター便や複数納品もあり
- アプリで案件を選択し、働きたいときに稼働可能。
- 日にち・時間を自分で調整できるので縛られにくい。
宅配に比べて体力的にも精神的にも楽に感じることが多いです!
2. 時給換算すると高単価
スポット便やチャーター便は1件で数千円〜数万円。
案件次第で Amazon Flex より高単価になる。
信頼がつけば安定収入のルート化も可能。
3. 駐禁リスクが低い
集荷や納品は企業のトラックバースや荷捌き場を使うことが多く、路駐での配達が少ないので駐車違反のリスクは宅配に比べて圧倒的に低めです。
4. 入金が早い
PickGo最大の魅力は「支払いの速さ」。
- 稼働終了 → ポイント反映 → 振込依頼 → 数分で入金💰
- 案件によってタイムラグはありますが、Amazon Flex よりも資金繰りの安心感はありました。
5. 単発で完結できる
案件ごとに終了するので「今日はこれで終わり」と切り上げやすい。
❌ PickGoのデメリット
1. 案件が取れないことが多い
エントリーしても当選しないケースが多発します。特に現在は固定的に選ばれるドライバーが増えており、新規で PickGo メイン稼働は厳しい状況です。依頼者側からすると「毎回違う人に説明するより、同じ人の方が楽」なので当然の流れかもしれません。
2. 報酬システムのクセ
報酬は一度「ポイント」で表示され、現金化時に手数料がかかります。
- 25万ポイント以上 → 手数料10%
- 25万ポイント未満 → 手数料15%
長期的に見れば結構大きなコストになってきます。
※ある一定期間を過ぎたら勝手に振り込んでくるのでじっくり25万ポイント以上を目指すのは不可能
3. 初見案件の不安
初めて行く集荷先や納品先では、現場ルールが分からず戸惑うことも多いです。相手によっては「PickGoで来た」と知られていない場合もあり、説明や調整に気を遣うことがありました。
4. 長距離案件のリスク
長距4. 長距離案件のリスク
長距離案件では「帰り荷」がないと売上が大きく伸びません。
例えば、30,000ポイントの案件に当選したケースを想定すると…
- 9:00 集荷 → 13:00 納品
- 高速代:片道5,000円
- 帰りは高速を使えばさらに経費が増え、下道なら行き以上に時間を消費
- 結果、帰宅は 18:00 前後になるケースが多い
この場合の売上は 30,000ポイント。
ただし現金化には 15%の手数料がかかるため 25,500円 に。
そこから高速代 5,000円、燃料費およそ 5,000円を差し引くと、実際の利益は 15,000円前後 になります。
走行距離は 450〜550km に達し、車への負担も大きいです。
これを Amazon Flex と比較すると、同じく9時間稼働で 18,000円前後の報酬。
走行距離は100km前後、燃料費は2,000円程度に収まります。
オイル交換など整備サイクルの早まりを考慮すると、利益の差はさらに広がる可能性があります。
つまり、利益率やコスパ・タイパは Amazon Flex に軍配 が上がるのが現実です。
…とはいえ「その程度の差なら PickGo を選ぶ!」というのが私の正直な意見(笑)。
Amazon Flex はドライバーの体力を消耗し、PickGo は車の走行距離を消耗する…そんな違いかもしれません。
余談ですが、もし帰宅後に Amazon Flex や Uber Eats を追加で稼働できれば、帰り荷がない案件の弱点をある程度カバーできます。
ただし逆に「帰り荷がある」場合でも、その後に Uber やアマフレで稼働することは可能。
つまり結局は、帰り荷の有無が最重要ポイント という結論に落ち着きます。
特に関東圏以外では案件数そのものが少なく、安定収入にはつながりにくいのも事実。
副業で月3万円を安定して稼ぐには、地方だとどうしても「運要素」が強くなると感じています。
🔎 PickGoに向いている人/向いていない人
- 向いている人 → スポット便に挑戦したい、短時間で高単価を狙いたい人
- 向いていない人 → 地方在住で案件が少ない人、安定収入を求める人
PickGoは「当たれば大きい」が、案件獲得競争の厳しさと手数料の高さがネックです。
📌 まとめ
PickGoはね、やっぱり「当たればデカい」副業だと思います。宅配に比べてシンプルだし、時給換算で見ても高単価。入金が早いのもめちゃくちゃ助かるポイントですね。
でも正直、案件が取れないと話にならないし、報酬システムの手数料は結構痛い。地方に住んでると案件が少なくて運要素が強いのも現実。だから「これ一本でやる!」っていうのは今はキツいです。
ただ、スポット便って独特の楽しさがあるんですよ。知らない道を走りながらBGMで気分転換したり、帰り荷がないからこそ寄り道して美味しいもの食べたり。効率だけで見ると赤字になることもあるけど、それも含めて「自由に働いてる感」が味わえるんですよね。
私自身は安定を取るならAmazon Flex、でも「高単価狙い」とか「気分転換がてらの稼働」はPickGoっていう使い分け。今もついついアプリを開いちゃうくらい、魅力はあります。
👉 副業で月3万円を目指すなら「メインは他で、PickGoはチャレンジ枠」くらいの立ち位置が一番現実的じゃないかなって思います!
守秘義務があるので案件ごとの細かい話はできませんが、実際に稼働して印象に残った出来事を少しだけ。
- 飲料ケースの持ち手は開けるな! ペットボトルの箱に左右の「持ち手っぽい穴」ありますよね?あれ、絶対開けちゃダメです。贈答品や業者によっては外箱も商品扱いなので、そこに穴を開けたらクレームになることも。隣で開けちゃった人がけっこう強めに怒られているのを見たことがあります。Amazon配達員は結構普通に使っちゃってるイメージですが、PickGoでは厳しい印象でした。
- 時間通りに届けても微妙な顔 指定時間にちゃんと届けたのに「遅い」と言われたこともあります。理由を聞くと、もともと他便で間に合わなかった荷物やクレーム品の差し替えだったり。こういう“香ばしい案件”は結構ありますね…。
- 渋滞の恐怖 渋滞にハマると一気にピンチ。納品は間に合ったけど集荷に遅れたことがあって、評価が下がった経験も。最悪は始末書になるケースもあるらしいので、時間厳守のプレッシャーは宅配以上に感じます。
- Amazonより“仕事してる感” 正直、当時はAmazonよりPickGoの方が「ちゃんと仕事してるな」と思ってました。Amazonはある意味“ぬるい”んですよね。それに比べてPickGoは案件によってしっかり責任が問われる印象でした。
- 車両の違いも大きい 案件によってはバンでもOKですが、やっぱり幌車が優勢。Amazon Flexと並行するなら架装や積み方の工夫も必要になります。
- 「え、これ…?」って荷物も 中には「これ、近くのディスカウントで買った方が安いんじゃ?」と思う荷物もありました。送料(=報酬)で同じものを3箱買えちゃうぐらい(笑)。配送の不思議を体感できる瞬間です。
👉 こういう細かい出来事を積み重ねると、「PickGoはスポット便だからこそ生まれる独特のリアル」があるなと実感します。案件そのものはシンプルでも、現場の空気感や荷主・お客様の期待値の高さは宅配とは違う緊張感があります。
⏭️ 次回予告
PickGo について体験談をまとめましたが、副業のもう一つの代表格といえば 「Uber Eats(ウーバーイーツ)」 です。
次回は、実際に私が Uber で稼働したときのリアルな体験をもとに、
👉 「スマホ1台でできる?Uberの魅力と落とし穴」
を整理していきます。
Amazon Flex や PickGo と比べて、Uberならではの「気軽さ」と「現場での苦労」を自分なりに書いていきますのでお楽しみに!
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