第10回までお付き合いありがとうございます!
副業といえば今や定番となった Uber Eats!
「スマホ1台で始められる」「自由に働ける」といった広告を見たことがある人も多いと思います。
私自身は黒ナンバー軽貨物を使って稼働していることが多いですが、Uber Eats にも触れる機会があり、実際にメリットとデメリットを感じてきました。ここでは黒ナンバーやバイク・自転車での稼働と比較しつつ、Uber Eats が副業としてどの程度現実的なのか整理していきます。
✅ Uber Eats のメリット
1. 登録がとにかく簡単
アプリをダウンロードして書類をアップロードすれば、数日で稼働可能。黒ナンバーがなくても自転車・原付・125ccバイクなど幅広く対応できます。
ちなみに営業ナンバーを取れば 125cc を超えるバイク(極端に言えばハーレーでも!)運行可能です。これは他サービスにはない面白い特徴です。
2. シフトなしで自由稼働
Amazon Flex のように事前に「ブロック」を予約する必要はなく、アプリを開いた瞬間から稼働可能。数時間だけでも稼げるので、隙間時間を活用しやすいのが魅力です。
3. 案件の豊富さ(都市部)
都市部では案件が多く、バイクなら短距離を回転して件数を稼ぐスタイル、軽貨物ならロング案件を狙うスタイルと、自分に合った働き方を選べます。
4. 単発で完結できる
案件ごとに終了するので「今日はこれで終わり」と切り上げやすい。
❌ Uber Eats のデメリット
1. 単価の低さ
基本の1件あたり報酬は 基本320円〜。ブーストやインセンティブがあっても、Amazon Flex や PickGo と比べれば「まとまった収入」は得にくいです。
距離や所用時間で調整が入ったりするけどどう計算しているのかは公開されていない。
2. 稼働効率と地域格差の問題
Uber Eats で安定収入を得ようとすると、稼働効率と地域格差という2つの壁にぶつかります。
まず地域による差。都市部では案件が豊富に出る一方、地方では「アプリを開いても数時間ゼロ件」ということも珍しくありません。月3万円を安定して稼ぐには、地方では「平日は1日1,000円をコツコツ、週末は3,000円前後を狙う」といった戦略的な動きが必要になります。
さらに、効率のムラも大きな課題です。案件はランチやディナーなど特定の時間帯に集中し、それ以外は待機時間が長くなりがちです。つまり「働きたい時に必ず稼げるわけではない」のが現実で、安定的に収益を積み上げるのは簡単ではありません。
👉 この「地域格差」と「稼働効率のムラ」をどう埋めるかが、Uber Eats を副業として続けられるかどうかの分かれ目になり
3. 天候リスク
雨の日は報酬アップのチャンスですが、自転車やバイクでは事故リスクが高くなります。快適さと報酬は反比例することも。
4. クレーム・トラブル&軽貨物ならではの難しさ
Uber Eats は、顧客や店舗との接点が多い分、トラブルやストレスの原因になることも少なくありません。
まずクレームや評価リスク。低評価が続けばアカウント停止の可能性があり、実際にニュースでも
- 配達員がお客様をSNSで晒してしまう
- お客様に謎のお手紙を渡して晒される
- ピック先でお店の人と揉めるといった事例を目にした人もいると思います。評価制度がある以上、少しのトラブルでも仕事継続に直結するリスクがあるのは副業としては大きな不安要素です。
さらに、軽貨物特有の難しさも存在します。
繁華街や商業施設の案件は数が多い一方で、ピックやドロップの難易度は一気に上昇。路面店や商店街の店舗での受け取りでは、駐車場所の確保が困難で駐禁リスクが常に付きまといます。自転車やバイクなら店先まで寄せられる場面でも、軽貨物では停め場所探しに手間取り効率が落ちることも多いです。
また、イオンなどの大型商業施設内テナントからの注文では、夕方のラッシュ時に入庫・出庫だけで予想以上に時間を取られることもあります。結果として「案件単価と労力が釣り合わない」と感じる場面が出てくるのは、軽貨物ならではの課題です。
👉 まとめると、Uber Eats には「顧客や店舗とのトラブルリスク」と「軽貨物特有の稼働難易度」の二重の課題があり、これをどう回避・工夫するかが安定稼働のポイントになります。
🚚 黒ナンバー vs バイクの比較
- 自転車・原付 → 初期費用が安く都市部向け。短距離案件で数をこなすタイプ。体力勝負。
- 125cc以上のバイク → 小回り・スピードのバランスが最強。効率よく稼げるが燃料費はかさむ。
- 黒ナンバー軽貨物 → ロング案件や大量注文に強み。安定性はあるが、短距離案件ばかりだと割に合わない。ロング狙いはクエストの件数をこなす難易度が高い。
👉 自転車・バイク = 副業の入り口・小遣い稼ぎ
👉 黒ナンバー = 天候に左右されにくく、夏冬など厳しい季節に安定収入が見込める
このような住み分けが見えてきます。
今でもタイミングが合えばUber Eatsで稼働していますが、正直いって「一番理想的な働き方」だと思っています。
売上がしっかりついてくるなら、副業としてはUber以外やりたくなくなるぐらい。最大のメリットは 拘束時間の自由さ です。
案件を受けてしまえば基本的には遂行しなければなりませんが、まだピックしていない段階ならキャンセルして仕事を終えることも可能。
つまり、スタートも終了も自分次第。明日の予定どころか「1秒先の約束」すらないのは、他の仕事にはない自由度です。どんな副業とも相性が良いと感じます。
特に雨の日はUberを重宝しています。
例えば同じく雨の中で夕方から5時間、Amazon Flexを稼働した場合、1万円を稼ぐにはおおよそ90件〜110件、100個以上の荷物を配達する必要があります。これは正直かなり気が滅入ります。
その点Uberなら、売上は落ちる可能性があっても 雨の日は自転車やバイク配達員が減るので鳴りやすい。もちろんガチ勢は喜んで出陣してきますが(笑)、それでも普段より案件を取りやすくなります。さらに「雨クエスト」と呼ばれるインセンティブが出ることもあり、普段より売上を確保しやすいです。
私自身は「雨予報の日はアマフレのオファーを捨ててUberで稼ぐ」といった使い分けをしています。
逆に晴れている日でも、アマフレで早めに直帰できたら、その後の空き時間でUberを少しだけ稼働して1,000円だけ積み上げる…そんな楽しみ方もしています。
Uber Eatsは「気分や状況に合わせて働き方を変えられる」のが大きな魅力。副業として続けやすいのは、こうした柔軟さがあるからだと感じます。
個人的に感じているUber Eatsのデメリットは、やっぱり 売上が立てにくいこと です。
自分が主に稼働しているエリアでは案件数がそこまで多くなく、思ったように売上を確保できない日もあります。かといって「都心まで出て稼ごう」とは思えないんですよね。結局、自宅の近くで稼働するのが基本になっています。
ただ正直、地元でやっていると「もし近くの飲食店に顔を覚えられたらちょっと恥ずかしいな…」なんて気持ちが出てくるのも本音です(笑)。
また、配達員としてお店に入ると普段は気にならなかった部分が目につくようになります。
「この店、思ったより横柄な態度だな」とか、「キッチン汚くて自分ならここで注文したくないな」とか…。
裏側を見てしまうことで、自分が今後注文したいと思えるお店が減っていくのは地味にデメリットですね。
とはいえ、逆に考えれば「不衛生なお店を知れる」という防衛的なメリットでもあります(笑)。
自分や家族が食べるときに避けられるのはありがたいですが、やっぱり副業として稼働しているときにそういう現実を見せられるのは、ちょっと複雑な気分になります。
Uber Eats は「スマホ1台で始められる」「自由に働ける」といったキャッチコピーの通り、気軽に始められる副業です。
私自身も黒ナンバー軽貨物を中心に稼働してきましたが、実際にUberに触れてみてメリットとデメリットを強く感じました。
特に 最大の魅力は圧倒的な自由度。
「今日はここまでにしておこう」と思えば、ピック前ならキャンセルしてすぐ終われる。
スタートも終了も完全に自分次第という働き方は、他の副業にはなかなかありません。雨の日は稼ぎやすくなる傾向もあり、気分や予定に合わせて使えるのが本当に便利です。
一方で、売上の不安定さや案件効率のムラ、そして配達中に見えてしまう「裏側」による精神的な部分など、実際にやってみて初めてわかるデメリットもありました。
特に「地方で安定して月3万円稼ぐ」のは難しく、地域やタイミングによる工夫が必須です。
🔎 まとめ
Uber Eats
- 副業初心者には入り口として最適(登録が簡単・自由度が高い)
- 安定収入を狙うなら Amazon Flex
- 高単価チャレンジには PickGo
という棲み分けが見えてきます。
+α:Uberで稼働するなら「125ccバイク」がオススメ
- 原付一種よりも流れに乗りやすく、二段階右折が不要で配達効率◎
- 自転車より航続距離と積載が安定、軽貨物より停めやすい
- 燃費・維持費のバランスが良く、トップケース等で積載を拡張しやすい
- 注意点:初期費用・保険加入・装備(雨具、スマホマウント、リアボックス、冬場の防寒)を見込むこと
- 軽貨物をやっているなら車がトラブルで使えない時に少しでも売り上げの補填ができる
私にとって Uber Eats は「気軽に稼ぎたい時に使える便利なカード」のような存在。
主力にはなりにくいけれど、生活スタイルに合わせて柔軟に稼げるのは、他の副業にはない強みだと感じます。
⏭️ 次回予告
ここまで Amazon Flex・PickGo・Uber Eats と、黒ナンバー副業の代表格を体験談ベースで整理してきました。
次回は、第6回で整理した 「スマホ副業とパソコン副業」 の掘り下げを予定しています。
👉 実際に「スマホ完結型でどこまで稼げるのか?」
👉 「やっぱりパソコンを導入した方が効率的なのか?」
このあたりをもう一歩深く分析していきますのでお楽しみに!
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